唯一保有しているお宝銘柄【クオールホールディングス(3034)】

唯一保有しているお宝銘柄【クオールホールディングス(3034)】
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最初のエントリーで書いたように、投資自体は20代前半から身近にありました。
ところがほぼ何もせず、たまに気まぐれで優待欲しさに買ってはすぐ売り…。2021年、40代になってようやく本腰を入れた次第です(T_T)

会社の若手には、「少しだけでもいいから毎月積み立てなさい!」と口うるさく言っています…。
もし、投資未経験の若い方がこちらを見てくれたのなら、毎月3000円でもいいから積み立てを始めてください。時間が何にも勝る価値となります。

そんな私が唯一保有しているお宝銘柄があります。クオールホールディングス(3034)です。

クオールホールディングス(3034)

クオールホールディングスは調剤薬局の大手で全国に展開しています。
病院のそばで見たことがある方もいるのではないでしょうか?

ローソンやビックカメラ、小田急・東急と共同出店したり、M&Aにも積極的で2022年11月時点で全国に851店舗を構えています。
また、調剤以外の分野では2012年にアポプラスステーションをグループ会社化しCSO事業に本格参入し、2019年に藤永製薬をグループ会社化し医薬品製造販売事業に進出しています。

2022年は創業30周年を迎えており、一層の拡大・専門性の深化を目指しています。

株式購入とその後の推移

私がクオールの株を購入したのは2012年3月28日だったようです。
当時通院した医院の近くにたまたま店舗があり、使ってみたらそれまでの薬局と違ってとても綺麗だったことから、「これから高齢化社会になるし、新しいタイプの薬局だから…」と深く調べることもせず最低単元で購入したのを覚えています。

そこから東証一部への鞍替え(購入時は東証二部)、積極的なM&Aによってどんどん規模を拡大。
完全にラッキーでした。

いつだったかは定かでないのですが1株を4株にする株式分割があったり、順調に株価が上昇したりで含み益がもの凄いことになったのを記憶しています。
月足で見るとこんな感じです。

TradingViewより作成

この最初の段階、511円で買っています。
株式分割を経て400株ホルダーで、完全に放ったらかしでした。1年に1回くらい、何かの拍子に見るくらい。

なぜ売った…涙

今もそのまま持ち続けていればウハウハなのですが、おそらく2019年頃、まとまった資金が必要になったことから400株のうち300株を売却します。

今思うと、「なぜ、よりによってこれを売った。。。」と後悔すること甚だしいですが、当時は無知で考えが及びませんでした…。

100株だけ残したのは、毎年送られてくる株主優待の商品が母親に好評で、「それは毎年あげたいからなぁ」と思ったためです。
青汁やクリーム、とても良い品物だそうです。(私自身は一度も使ったことがありません 汗)

なお、1年以上の継続保有でカタログから好きな商品を2点選べるという非常にお得な優待です。

現況

経営状況や今後の成長戦略について詳しく確実には、クオールホールディングスが出している決算報告資料を見ていただくとして、足元の株価状況だけお伝えします。

株価・指標
現在値
(2023.2.28)
1,191
PER(予)6.8倍
PBR(実)0.93倍
配当利回り(予)2.69%
EPS (前期実績)148.6円
自己資本比率45.7%
ROE(実)12.92%
ROA(実)5.59%
マネックス証券データから作成

自己資本比率がもうちょっと高いと安心なんだけどなぁ。
有利子負債比率は53.1%と低いので財務的にはまあ健全と言えるかなと思います。

過去5年間PERレンジ
最小最大平均
5.922.212.9
マネックス証券データから作成

最近株価を上げているのですが、割高とはいえずまあ妥当水準です。

過去5年間PBRレンジ
最小最大平均
0.882.761.43
マネックス証券データから作成

現状でも1.0倍割れしており、会社側のアクションを期待したいところ。

EPS推移
会計期EPS前年比
2013/351.42円
2014/325.1円
2015/363.31円
2016/3107.78円
2017/3128.33円
2018/3141.19円
2019/3101.7円
2020/3107.22円
2021/389.53円
2022/3149.49円
2023/3(予)175.32円
IR BANKデータから作成

2014年から2018年までは非常に好調に伸ばしていましたが、2019年そして2021年に足踏み。
2021年からはまた順調に来ています。

配当実績
1株配当
(通期)
前年比配当性向自社株買い
201320円37.7%
201418円75.4%
201520円31.3%1,414
201624円22.7%
201724円18.5%1,716
201828円20.5%
201928円27.9%1,500
202028円26.1%236
202128円31.4%
202228円19.2%
2023(予)32円
マネックス証券データから作成

今期は2円増配に加えて創業30周年記念配当がさらに2円プラスの予定。
2014年に一度減配していますが、それからは増配・維持。
前年比で業績が落ち込んだ2019年・2021年も減配しなかったので28円が期待ベースラインになっています。

なお、自社株買いについては積極的ではないようです。

まとめ

前述のチャートの通り2018年の最高値からは大きく調整していますが、2012年の購入単価と比べると株価は+133%

嬉しいのは配当利回りで、今期は30周年の記念配当もあり一株あたり32円。これを購入時株価で計算すると6.26%となります。
お金が必要になったときに、含み益がたくさんあるからと売ってしまった一番やってはいけないパターンで、持ち続けていれば高利回りを保持できていたのになぁと激しく後悔しています。

正直、もう少し株主還元に積極的になってくれればなと思うのですが、売上高・営業利益ともに堅調ですし、2015年から減配無しで来ていますのでこのままホールドし続けます。

新しく買いに行くか、と言われると「他に欲しい銘柄もあるし、う~ん」となるのですが、ようやくちゃんと株式投資に向き合うようになりましたので、今期決算はしっかり見届けたいと思います。


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